夜は女装妻になって 第六章

【秘められた過去】 
二人で並んで新幹線の座席に座っていました。
来た時と違うのは、私が薄い紫のワンピースを着て、美しくセットした長い髪のかつらをつけて、新妻のように彼にもたれかかっていたからです。

新幹線の中で 彼の話を聞いていると涙がでてきました。

彼は高校生のころサッカーのレギュラーだった。
ところが試合中とんでもないトラブルが起きた。相手の選手がゴール前にきたボールを蹴るつもりで振り下ろした脚が、ずれて彼の下腹部に直撃したのである。
激痛で彼は気を失った。

意識を回復したあとしばらくして、医師から説明があった。
相手の足が睾丸の片方を押しつぶし、膝が腹部に強い力で激突し、直腸に穴が開いていた。手術はうまく行ったけれども、腹筋が使えないのでもうサッカーの選手には戻れないだろう。さらに、残った片方の睾丸から精液を検査したが、無精子症なので子どもを作ることはできない。
そう、告げられたのである。

 病院でリハビリ治療をしていたが、何の希望もなく、今までの夢も失い彼は金網をよじ登ろうとした。病院の屋上から見下ろすと、死ぬには十分な高さがあった。
 彼が金網の外側にまさに出ようとしたとき、力強い手で捕まえられた。女ではあるが、がっしりと鍛えた料亭の女将の手だった。入院していた店の仲居さんの洗濯物を、干しにあがっていたのでした。彼は女将に抱きかかえられ、自分の気持ちを吐き出すようにしゃべった。
 女将が「人間いろんな事があるんだね。死んだらだめだよ。生きていることが大事なんだよ」と自分自身にも言い聞かせるように言い、彼もなぜだかその言葉に納得した。

しばらく沈黙が続いた後、再び私に向かって彼が話し始めました。
「僕は、結婚しても子どもができないんだ。養子をもらうことも考えたんだけど、やはり結婚をためらっていたんだ。今回の研修で大阪に来た時に、女将と相談するつもりだった」
「その直前に女装した君を目の前にして、気がついたんだ。子どもを作ることが結婚の目標ではない今の僕には、支えとなってくれる君のような人こそが必要なんだ。君は美しいだけでなく、誰に対しても優しい心を持っている、僕の傍にいてほしい、君が女装して僕との人生のパートナーになってくれたらと考えて、昨日の夜、京都の女将に相談したんだ」

「女将さんの返事はどうだったの」と私が聞くと、
「なに迷っているんだい、はっきりその人に申し込んだのかい、その人があんたにどう返事をするか、それとも遊びの女装かうちに連れてきて確かめてご覧よ」
と説教されたと彼が答えました。

 九州にもどってからが大変でした。九州支社の業績が評価されて、進藤課長は京都本社に部長として帰ることになったのです。
「私たちは離れ離れになるのね」と彼に言ったところ「僕にいい考えがある、もう少しだけ待って欲しい」と言い残して彼は九州を離れました。

 それから数ヶ月、進藤部長は独立して会社を立ち上げることにしたのです。私は前の会社を退職して、すぐに彼の会社を手伝うことにしたのです。彼の会社の準備が終わり、会社がスタートしてから私はあることを実行したのです。

性転換まではしないけれど、女性の声と乳房が欲しかったのです。形成外科で喉ぼとけの手術を受け、声が女性のようになり、その後豊胸の手術を受けたのです。手術後はしばらく、痛みが残りましたが、今ではやってよかったと思うのです。
会社の準備で忙しい時も、彼は病院に来てくれて、手術が無事終わったことを喜んでくれました。

私たちは、体格のいい女性向けの補正下着やおしゃれ下着を実店舗で販売、さらに若い女性のおしゃれ下着を格安でネット販売する会社を立ち上げたのです。ネット販売は業績が順調に伸びていき、実店舗では、他の店にはないラージサイズの下着を取りそろえました。いつしか中年のおばさんばかりか、若い女性も口コミで集まるようになったのです。

私は、ネット販売の部門を中心に社長付きの秘書として仕事を任されています。業績が順調に伸びるのにあわせて、髪の毛を伸ばし、今では肩まで届くぐらいになっています。もうウィッグを使う必要もなく、ごく自然にメイクをしてうすい水色のスーツに、ミニ丈のタイトなスカート姿であったり、白いワンピースにピンクのジャケットを着ています。

【夜の女装妻】 

 今は社長の奥さんということで、週1,2回店舗にサービスチェック、事務所には時々顔を出しに行くぐらいになりました。そして彼の仕事が終わって、私も昼の用事が済むと夜になるのが待ち遠しいぐらいです。

ゆり子の敏感なところを知り尽くしている彼がベッドの上で、今夜も首筋から肩にかけて執拗に唇を這わせながら、透けるようなベビードールのゆり子に覆いかぶさります。

透けるようなレースのブラジャーが上にずらされると、今度はすぐに乳首を舌で転がしながら、ふっくらと豊胸した乳房を彼の手のひらで揉みしだかれるのです。ゆり子は、その刺激で体中が性感帯になり始めます。そんな時、彼の手がゆり子の胸からわき腹をとおり、太股を中心としてなめるように触れていく。

 そして一番敏感な部分をわざと避けているかのように、ショーツのふちに沿って動く。男の硬くなったものが太ももに押し当てられ、彼も性的に高まっていることが痛いほどに感じられるのです。

彼の身体がゆり子の下半身に向きを変えると、ゆり子の足のつま先、指の一本一本を彼の舌が舐めまわすと、こみあげてくる快感に思わず「アアーッ」と声をあげてしまうのだった。

「おねがい、ゆり子、もう欲しくなっちゃった」
「もういいのかい」
そう言いながら彼はゆり子のベビードールのすそををめくりあげ、ショーツを引き下ろし、すでに十分に濡れそぼっている敏感な部分を、優しく指で確かめるのです。

「ねぇ、あなたが欲しいわ、あっ、だめよそんな」
「じゃあ、そろそろ」

そう言いながらも、彼の手はゆり子の敏感な部分に指をを添え、上下させている。
「もうだめ、早くあなたに来て欲しいの」

彼の硬直の先端からも先走りの我慢汁が、ねっとり垂れそうなほど。

彼を受け容れるごとに、ゆり子のあそこは順応するのか少しも痛みを感じなくなっている。初めの頃は突き立てられるような感じだったのが、彼のものを自然に呑み込むようにスムーズになっていた。

「そうよ、そのまま、好きにして」
「ゆり子、はいったよ、いい感じだ」
「そう、それがいいの」
彼が動くたびに、ゆり子も彼をより深く迎えるために腰を動かす。二人の共同作業が高まるにつれて、吐息が荒く、喘ぎ声となっていく。
感じ始めている彼の腰の動きが早くなり、ゆり子も前立腺の奥の微妙な部分から感じ始めていた。

「ゆり子、もう行くよ」
「いいわ、いって、いってね」
「ああっ、あっ、イクーッ、・・・」彼が絶頂を迎えて、あの感覚がきた。

「いくわよ、もうだめ、アアーッ」
 と言うと絶頂を迎えたゆり子の身体はヒクヒクとのけぞり、ペニスの先端から白濁をほとばしらせた。
最近では勃起しなくても、官能の悦びが波のように押し寄せ、登りつめたあの感覚の後、射精が訪れるのです。

男と女になって愛し合ったあと、食欲も性欲も満たされた後で二人の団欒のときが始まる。彼の実家の両親はすでに亡くなられているので、少し室内を改造して二人で生活しています。京都で彼と二人、私は女装妻となってこんな生活がいつまでも続いて欲しいと願うばかりです。

週に3日は、別の場所に毎日彼の京都の実家から通勤しています。仕事場はあの女将さんの料亭です。女将さんから女性としての教育を受けながら、働いているのです。

「この店にはいろんな悩みや苦しみを持っている人がくるんだよ」
「はい、わかりました」
「あんたにも、そういう人にこまやかな心遣いをお願いしますからね」
と女将さんから指導を受けながら、女として躾けられています。

 来月には祖父と両親のお墓参りと新婚旅行をかねてお休みをもらいます。身内に縁のうすい私たちでしたが、今では本当に幸せな日々を送っています。

                     〔終わり〕    

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夜は女装妻になって 第五章

皆様へ、一度第五章を書きあげたのですが、読者の方からのリクエストがあり、部分的に書き直しました。盃(さかずき)の出てくる部分などお楽しみください。

【舞妓姿で願かけ参り】

研修が午前中で終わり、連休前ということもあって、ほとんどの社員はユニバーサルスタジオに行ってしまい、私たちは二人だけで京都に行き、清水寺にお参りをしました。

清水寺から下る坂道を歩きながら、彼からひとつ頼みがあると言われました。
その内容をを聞いて、私は最初はどうしようか迷ったのですが
「どんなふうになっても、笑わないでね」と彼に約束させました。
京阪電車を降りて、鴨川の近くにある風格のあるお店に入りました。

その店に入ると、さも親しげに女将さんらしき人が応対されて、
「進藤はん、お待ちしておりました」と笑顔で迎えられました。
「さあ、早よしましょか」と私はおじいさんのような人に店の奥に連れて行かれました。

 私は風呂に入り、むだ毛を脱毛剤で処理して髭をそるように言われました。
もともと体毛の薄いほうでしたから手早くすませて浴室を出ると、身体にすき油を塗られました。

kesyou Aその上に白粉がべっとり塗られてから、またお風呂でお湯を浴びて余分な白粉をさっと流すと、透き通るような白い肌になりました。

今度は鏡台の前で、顔や首にビンつけ油をぬられ、目の上や頬に赤い紅がつけられ、さらに粉白粉をはたき、アイラインを入れつけまつげを付けるのです。

唇に口紅が小さく塗られてから、細く眉がひかれ、頭には羽二重のかつら下地をぎゅっと締めつけられました。

 着付けの前に、白い絹布で男のものを覆い後ろへと股の間に挟み込み、薄いゴム製のパンティをはくと、なめらかな小高い丘ができあがりました。
 つぎに赤い襟の肌襦袢を着せられ、燃えるような真っ赤な腰巻を巻かれ、その上にもみじの絵があしらわれた長襦袢を着せられました。

 最後に舞妓の衣装を着付けられてから、頭にかつらを被らされた時にはもう私はどこからみても舞妓、いえ女になったのでした。

「旦那様がお待ちですよ、美しくなったあなたをご覧になるとさぞお喜びでしょう」とお店の人から案内された部屋に、進藤課長は待っていました。

 彼は驚きの表情で私をみつめ、それから「思っていた以上にきれいな舞妓さんになったね」と喜んでくれました。その場にいた、年配の女性、その店のおかみさんでした。

「それでは、進藤はん、わたしもよう考えておきます」
おかみさんにじっと見つめられて、恥ずかしいというか、鋭い視線に厳しさのようなものを感じました。

「それでは、お二人でくつろいでおくれやす、まだお日さんも高いから京都の町を散策されてもよろしおすなぁ」
「おかみさん、僕らも近くにある八坂さんにでも行ってみます」
「八坂神社は、二人で仲良う行ってきなはれ」

maiko3-1 二人で手を取りながら、八坂神社にお参りをしました。

ここは恋のお願いをすると叶うのだそうです。
私はこの人となら結ばれてもよいと願をかけると、いつも空想していたあの男性の顔が、いま目の前にいる彼と重なって見えたのです。

 お参りをすませたあとで、また細い通りや横道をぬけて、彼がさっきの料亭に案内してくれました。さすがに京都の人だと感心していました。

「お腹もすいたので、京料理でも食べよう」
「ええ、京料理って、まだいただいたことがないんです」
「それじゃあ、舞妓さんのままで、もう少し辛抱してね」
と彼から言われ料理がくると、お酒をすすめられました。

お料理も頂いたのですが、空腹ですぐにお酒を飲んだため酔いがまわってしまいました。
 彼が私を介抱するように抱きかかえ、ふすまを開けると隣の部屋には真っ赤な布団が敷かれていました。

【舞妓姿で愛されて】

 彼が私の帯を解き、重い衣装を脱がせてくれると楽になりましたが、彼はさらに私を布団のうえに寝かせてくれました。
 しばらくして気分が落ち着いたので、そばで見守っていてくれた彼に手を伸ばし起き上がろうとすると、やさしく抱き寄せられました。彼の両腕の中で支えられ口づけをされ、私は身体が熱くなってしまいました。

 部屋の明かりを少し暗くしてから、彼が私の長襦袢をはだけて私の胸にキスをするのです、小さな乳首を口に含まれて、舌でころがされると私は徐々に波が押し寄せるように、快感のとりこになってしまったのです。

 燃えるような真っ赤な腰巻の下で、彼の手が私の小ぶりなものに触れたときには、恥ずかしいことに堅くなっていました。
 こんどは身体の向きをかえた私が彼のものに口づけし、舌をからめていると彼も感じてくれていたのか「ああーっ」と声を出し、さらに唇をすぼめて浅く深くを続けていると彼の身体が一瞬こわばったあと、愛液が口の中いっぱいに噴き出してきました。

 彼の白い愛液をひと息に飲み込みましたが、少しはしずくになって滴りました。
それでも彼の男性自身を口に含んだまま舌をからめ、彼がのけぞるまで続けました。
彼はそのあと、すぐに再び硬直したのです。彼の下腹部にゆり子の手を導かれて、大きく硬くなった彼の男性自身に触れました。

maiko6彼は、私のゴムのパンティを脱がせてから、その下の絹布を取り去ったのです。隣の部屋からこぼれてくる光に照らされ、なまめかしい女装姿が壁の下部にある鏡に写っていました。

真っ白に塗られた白い顔、赤く小さく描かれた唇、つぶらな瞳に長いまつげが施され、まるで人形のように美しい姿。私自身もうっとりしていました。

彼のあの部分は十分に回復していて、肉柱のようにそそり立っていました。二人の愛の営みに入る前に、日本髪のかつらを頭から丁寧に外して、床の間に置きました。、用意されていた潤滑用のクリームを手に取り、彼の部分にぬり、次には私のあの部分に彼がクリームを塗ってくれたのです。

「息を止めて、あまり力を入れずにじっとしているんだよ」
と彼が言うのと同時に、真っ赤な腰巻をめくりあげ、真っ白に輝く私の肌があらわになり、彼の両手は私の腰にあてがわれました。

彼のたくましいものが、はじめはゆっくり、そしてすべてが侵入すると私はもう痛いとかの感覚より、女になれた悦びを感じていました。
「あー、あなた感じるわ、もっと、奥までついてちょうだい」私は女言葉になっていました。

彼は腰を動かしながら、
「僕と一緒に居てほしい、君がよければ、僕の妻になってくれないか」と彼が言ってくれたのです。
「ええ、本当なの、ゆり子でいいの。あなたの妻になってもいいの」と女言葉になって答えると、
「愛しているよ。君が欲しい、これからもずっとゆり子がほしい」と彼が耳元にささやいてくれたのです。

その言葉に、胸が熱くなり、愛される悦びを感じていました。
そして、私の身体で感じてくれていると思うと、彼がさらにいとおしくなりました。もう私は一人の女になりきって、彼にこの肉体をささげる喜びを感じていました。

「あなたの好きなようにして、お願いもっと、ぐいぐいして」
「いたくないのかい?」
「大丈夫よ、今のがすごく、イイッ、あーたまらない」
「すごい締め付けだ」
「いいわ、いいの、そのまま続けて」

「ああーっ、もうだめだ、ゆり子、愛しているよ、ああーっ、いい」
 と言い終わると同時に彼は起き上がり、上半身をむき出しにしている私の胸に熱いものが注がれたのでした。

彼からほとばしり出た精液が、私の胸の上で白濁となってねっとりとしています。
「こんなにたくさん、出たのね、次は私の中でイッテね」
「次は君が気持ちよくなって、逝く番だよ」

彼の手が、激しく私のものを撫で回したので、たまらずに噴き上げてしまいました。二人の荒い息が収まった頃、彼の手を握りしめたのです。
「ほんとうに私でもいいの」と話しかけると、
「僕の妻はゆり子しかいない」と彼が私を抱き寄せてくれたのです。

しばらくして、私の腹部に飛び散った精液と彼の精液を私がティシュで拭こうとすると、彼が盃をとってきて二人の愛のしずくをすべて盃にすくい上げたのです。
盃には、日本酒を入れて、彼と交互に飲み、まるで三々九度の杯のようでした。

 その夜は二人とも、情熱のおもむくままに激しく愛しあったのでした。


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夜は女装妻になって 第四章

【予期せぬカミングアウト】

「まさかとは思ったけれど、やっぱり君だったんだ。ラウンジの近くを君に似た女性が通りかかり、エレベーターに乗るところを見たんだ。ボタンを親指で押す癖が君と同じなので、なぜか気になって自分はそのあと遅れてエレベーターに乗ったんだ。エレベーターから降りるとすぐ前をその女性が歩いていたんだ」
と進藤課長が言い、それからおだやかな声で

「人には言えないような悩みや苦しみがあるんだね。僕は余剰人員の削減や合理化の仕事をしていて気の休まることはなかった。そんな僕を支えてくれた君が、研修で女装をさせられて会社をやめようと思ったんじゃないかと不安になってね。あの講義のあと君の部屋を何回訪ねても返事がなくて、心配していたんだ。今夜中に君と再会できてよかった」
とやさしい言葉をかけられて、私は涙があふれてきたのです。

「4月から何かが違うと思っていた、君が来てくれてから、穏やかな雰囲気というか、職場の人間関係までいろんな事がよくなってきたんだ。退職勧奨を受けた不平分子の元社員までが、君と話すと和やかになる。君は本当に心のやさしい人だ。これからも僕のそばに居てくれないか」と進藤係長は私の手を握りしめたのです。

 女装をしている私のことを変態扱いするのでなく、こんなに優しく言ってもらえるとは思ってもいませんでした。思わず涙があふれて彼の胸に、抱きついてしまいました。彼との距離を、胸の乳房がじゃまをしていました。

「もし私のわがままを聞いてもらえるなら・・・」
新藤課長に、女装した私を抱いてもらおうとしたのです。

「こうして女装して女の子になっている時の私は、いつも課長に恋しているんです」

「課長、このまま私を女として抱いてください、ゆり子の一生のお願いです!」

しばらく新藤課長は、黙っていたが、話し始めた。
「ほんとうに、僕でよければ、今すぐにでも君を抱きたい。ゆり子さんとして、僕は君を幸せにできるか」
「課長、たとえ一夜の遊びでもいいんです」

「僕は一夜の遊びにしたくない。今夜は、君もつかれているから休みなさい、その代わりに僕にも考えがあるから、明日の朝にでも僕の話を聞いてくれないか。」

やさしくささやくように言った後、わたしは進藤課長に抱かれ、顔を合わせキスをした。
長い長いキスの後、
「今夜のゆり子は、とても素敵だったよ、明日も研修だから、もうお休み」
そう言い終わると、ドアから外に彼は立ち去った。

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彼が部屋を出てから、ゆり子は放心状態だった。

女装をカミングアウトして、進藤課長に思いを伝えたこと、
進藤課長とのキスはまるで夢の出来事のようだった。

お湯につかりながら、下半身で火照った部分をもてあまし
浴槽から上がると、シャワーを浴びながら夢想していた。

進藤のなすがままに、身をまかせているゆり子、
下半身のある部分で、激しく右手を動かし続けた。
「アアー、進藤さん、ダメッ、逝っちゃう」
一人で夢想しながら、白濁をほとばしらせた。

入浴の後、お気に入りのネグリジェに着替えると
ジンジャーエールをグラスに注いだ。

あの時、進藤さんに抱いてもらえばよかった、
大切なチャンスを失ってしまったのではないか。

「もう少し、勇気を出して抱いてもらえばよかったのに・・・」

自分で自分に語り掛けながら、過ぎ去った時間を悔やんでいた。

純白のネグリジェ姿でベッドに入ったものの寝付かれず、浅い眠りのまま朝を迎えた。

 翌日の朝、朝食のモーニングを進藤課長と並んで食べていました。
「研修の後で、君と行きたいところがあるんだ」
「どこなんですか?」
「僕の知ったお店が京都にあるんだ」
 と進藤課長に誘われて、京都に行くことになったのです。

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夜は女装妻になって 第三章

【社長命令の女装研修】

大阪での研修が始まりました。
研修一日目、午前中の社長の講義では、「わが社は日本の女性下着のトップメーカーであり、これまでは日本の女性に合わせた商品を開発してきた。しかし、グローバルな視野で見た場合には、魅力ある製品を海外の市場に送り出す必要がある。体形も異なる海外の女性にもフィットする製品開発に全力を注ぎたい」と話されたのです。

 社長の話の最後に、「新製品開発のため、この研修中は開発部門の指示に従って課題をこなし、レポートを出してください、中には課題に対する不満もあるだろうが、私からの命令です」

午前中の研修終了間際に、企画開発部長から30人の研修生に指示があった。男女に分かれてそれぞれ指定された場所に集合して、課題についての説明があった。その内容は、昼食後に手渡されたカードの番号の部屋に行き、それぞれの課題を指示されるというものだった。

昼食後、カードの番号の部屋に行くと、あなたの課題はこれですとメモを渡された。
メモに書かれていたのは「会社が開発している下着を身につける、研修中はそれを着用して、着用中に感じたことをレポートする。」というものだった。

部屋には、女性が3人いて、「上着も、肌着もすべて脱いでください、靴下もですよ」と言われた。

そこからは、女性スタッフから手渡されたショーツを穿き、ブラジャーのサイズを合わせるために胸周りをメジャーで計られた。
ブラジャーには、シリコン製のパッドを入れて、Cカップサイズの新製品の「美乳ブラ」を身に着け、美乳ブラとおそろいのデザインのミニスリップを着せられた。

そのままでは胸が邪魔をして、もとのワイシャツやスーツが着れないので、用意された別のサイズの服を着ることになった。10分後には、もとの研修会場に戻り、午後の講義を受け続けた。

ブラジャーの胸の締め付け具合、ショーツやストッキングの肌触りが気分を高ぶらせていた、普段なら居眠りをする時間帯も、緊張して眠くなることもなかった。

研修の二日目、午前中は新製品の「天女のブラ」を身に着けた、午後は「ボディスーツ」というように、毎日異なるデザインの女性用下着を身に着けて、毎晩レポートを書くことになった。
研修中は、誰がどんな課題を与えられているか、どんな女性用の下着を身に着けているのかもわからなかった。各地から集まったばかりで、昼食時も講義の話はするが、それぞれの課題、特に男性はどんなブラジャーをしているかなど話されることはなかった。

それでも、毎日の研修が終わり、身に着けていた女性用の下着を女性職員に返却する時は、ショーツのある部分が濡れていて、恥ずかしかったのです。夜、ホテルの部屋にもどると、自分を慰めるために激しく手を動かし、白濁をほとばしらせたのです。それは次の日に、勃起して困ることがないようにというつもりでした。

研修も残りあと一日となり、レポートを書き終わった時に、進藤課長から電話があった。
「直接会って、話したいことがある、ホテルのラウンジに来てくれ」
課長の話は、研修の最後の総務部長の講義中、セクハラを受ける女性社員の役をしてほしいというものだった。

「すまない、僕のくじ運が悪くて、君にロールプレイの女性役が当たってしまった。セクハラを受ける女性役は男性社員がパンストから洋服まで、すべて女性用を身につけることになっている」
「まさか僕が女装するんですか、そんな困ります」
「君だけではない、誰だっていやだと思う。セクハラを受ける女性の気持ちを理解し、女性客を相手とするわが社からセクハラ問題を出さないためにと、創業者である、社長の指示なんだ」
「そんな、みんなの前で女装するのが仕事なんですか、嫌です」

「実は、僕も8年前に女性役を演じるために女装したこともある。君が無理なら今回は僕がその代わりをしてもいいんだ」
「そんな、・・・・」優一の心の中では課長に代わりをさせられないという思いが強くなっていました。
「課長、僕がやってみます」ごく自然に私から、課長に向けての言葉が出ました。

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 シャワーのあと控え室で大阪支社の秘書が、女性の下着のつけかたを教えてくれるのです。

女装ルームでする濃いメイクではなく、化粧水や美肌クリームを使い、少し時間を置いた後、アイメイク、さらにうすくお化粧をほどこされるのです。

ルージュを筆を使って、描き、頬紅をほんの僅かつかい化粧は終わり、セミロングのかつらをつけ終わると最後に白いミニ丈のスーツを着せられました。

鏡の中には、別人のような私が居ました。


これまでにこっそりと女装をしたことはあるのですが、知った人が大勢いる人前に出るのは初めてでした。
 ブラジャーの中には厚くパッドが入れられ、下からブラウスを押し上げていました。鏡に写った自分の姿を見て、本当の女性のようだと何故か安心するのでした。

 総務部長の講義中、セクハラを受ける女性社員の役ということで、参加者の見ている前でお尻をさわられたり、両手に荷物を持っている私の胸を後ろからぎゅっとつかまれたり、椅子に座っている足をなでられたり、スカートの中に手を入れられたりしました。
 会場の男性社員の視線が、Dカップぐらいに盛り上がった胸やミニスカート、肌色のストッキングを履いた足に注がれているようで、頭ではイヤだと思うのですが、いつのまにか私自身の先が濡れてくるのが自分にはわかりました。

 研修最終日の夜は、親睦を深めるための宴会がありましたが、気分がよくないので部屋で休みたいと進藤課長に頼みました。私の女装姿を見て笑っていた研修参加者と顔をあわせたくなかったのです。

 それともう一つの理由がありました。女装の館として有名なお店が近くにあるので、以前からほしかった人工乳房など女装用品を買いたかったのです。秘密の買い物を実行に移すかどうか少し迷っていたのですが、研修でみんなの前で女装して、セクハラ行為を受けているうちに自信がついてきたのです。
 私は大胆にも、大阪の街を女装して歩くつもりでした。

 大阪駅近くのお店で女装を仕上げて、外出するために階段をおりると乳房がゆれる感触に感激しました。アベノハルカスまでの移動中の電車の中では誰も私が女装していることに気づかず、帰りに乗ったタクシーの運転手も無関心でした。日本一高いビル「アベノハルカス」から見る、連休前の大阪の街は夜景がきれいでした。
 タクシーで自分のホテルに戻りました。ふと見ると近くのラウンジに進藤課長が一人でいて、疲れたような顔でカクテルを飲んでいました。私は気づかれないようにラウンジの横を通り、会社の人たちが泊まっている階より一つ下の階で降りて、階段をゆっくり上りました。

 進藤課長の部屋の前を過ぎて、自分の部屋のかぎを開けた時に、ぎゅっと手をつかまれて口をふさがれてしまいました。部屋の中に連れ込まれて明かりのスイッチがつけられました。
 それは進藤課長でした。誰にも言えない自分だけの秘密を知られてしまったという不安で、身体が金縛りにあったようになってしまいました。


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夜は女装妻になって 第二章

【春の人事異動】                        
 3月末になりやや暖かくなってきた倉庫の中で、商品の数量チェックを終えた私……花岡優一はつい空想にふけってしまいました。

 女の姿になったときは、ゆり子になるのです。
そのゆり子の敏感なところを知り尽くしているかのように、首筋から肩にかけて執拗に唇を這わせていき、一方では男の手はゆり子の太股を中心としてなめるように触れていく。

 そして一番敏感な部分をわざと避けているかのように、ショーツのふちに沿って動く。男の硬くなったものが太ももに押し当てられ、それが痛いほどだった。

ブラジャーが上にずらされ、男の舌が乳首を舐めまわすと、ゆり子はこみあげてくる快感に思わず「アアーッ」と声をあげてしまうのだった。
スリップのすそををめくりあげ、ショーツを引き下ろされると、すでに十分に濡れそぼっている敏感な部分を、優しく指を添えるように上下させている。

2018309
「もうだめ、そのままにして」

「そう、それがいいの」

「いくわよ、もうだめ、アアーッ」

 と言うと絶頂を迎えたゆり子の身体はヒクヒクとのけぞり、ペニスの先端から精液をほとばしらせた。

しばらくは、荒い息と心臓がどきどきと鼓動するのを感じながら、押し寄せる快感が静まるのを待っていました。

最近は忙しくて女装をすることができなかったので、スーツの下にスリップ、ブラ、ショーツまで身に着けていました。そして、私の他には誰も居ない、商品である女性下着が積まれた倉庫の中にある休養室のベッドで、ゆり子という女性になった自分を慰めていたのです。

 2年前に商品管理の仕事で初めて女性の下着にふれて以来、童貞の私はすべすべした感触のファンデーションや美しいレースのランジェリーに、すぐにとりこになっていました。
 ブラジャーのカタログやネグリジェの新商品を手にしていても仕事として当然のこととして扱われたことと、背の低い小柄な身体が幸いして、割と女装は容易にできたのです。

 祖父の援助で2年前に大学を卒業し、京都にある女性衣類のメーカーに採用された時に、勤務地の希望を聞かれ東京でなく九州支社を選びました。両親を早く亡くし高校まで施設で育てられていた私は、故郷の東北地方から遠くに離れたかったのです。
 4月の人事異動で、私は現在の商品管理担当から総務課人事担当に配置換えになることが決まっていました。

 4月になって、結局のところ早期退職(つまりリストラ)で去った社員の穴埋め的な人事があっただけでした。正社員としては高卒女子が一人配属されただけで、24歳の私が二番目に若く、私の仕事は社員の研修と労務管理、まあ平たく言えば出勤簿の手入れ。

 一方で、私の上司でもある人事課長の進藤さんは、リストラ組に再就職先を世話するという大変な業務で忙しそうでした。彼は京都大学卒のエリートで、お茶どころ宇治の出身のせいか、日に何回もお茶を飲むことが多く、そのために私は、ポットのお湯が空にならないよう気をつけていました。

 そんなある日、進藤課長から話がありました。
「ゴールデンウィーク前に4泊5日で、経営戦略室が主催する研修が大阪である。九州支社からは僕と花岡君が参加、ということになっている」



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夜は女装妻になって 第一章

就職、それは人生を大きく変えてしまうことも あります。今、ひとりの若者が自分自身の性に目覚めるとき、そこに女性の美しい下着があったとしたら。

【あらすじ】学校を卒業し、ごく普通に就職した青年には人の心を和ませる優しさがあった。
リストラ対策担当の上司の仕事ぶりが若い社員の心の支えとなっていく。いつしか女性の美しい下着を身に着け、女装する彼が運命的な出会いによって性の喜びを知り、愛する相手との人生を歩み始める。
 

【出張の夜】
月に何度か東京への出張があります。社長と二人で出張中は、食事も宿泊も一緒に行動します。
そこまでは、どこの会社でもよくある事なのですが、得意先との交渉や打ち合わせが終わると社長とは別行動、私は予約した新宿のホテルに着くとスーツを脱ぎます。

ここまでは、ごく普通のことです、しかし、シャワーで汗を流しバスタブを出ると、ナイロンのショーツを身につけ、入念にメイクします。いつもは後ろで束ねている髪も解いて、ブラッシングします。

2018-1社長のほかには誰にも見せることのない、大きく肩の開いたシルクサテンのビスチェを着て、ガーターにストッキングを留め、エナメルのサンダルを履き、社長を待つのです。

できる限り悩ましく、彼を迎えるのが私の務めなのです。

「綺麗だよ、ゆり子!、他の誰にも見せては駄目だよ。俺のためにいつも綺麗にしておいておくれ。」

彼は部屋に入るなり、ゆり子の手をとり引き寄せるようにして濃厚なキスをして、抱いてくれます。しばらくそうした後で、彼のスーツをぬがせてハンガーにかけ、お湯をためておいたバスルームに彼を見送ると、彼の下着の着替えやバスローブを用意します。

彼がお風呂から上がってくる頃には、冷たく冷えたビールを用意して彼を待ちます。

悩ましいランジェリー、全身をオフホワイトで統一した姿でゆり子がベッドに横になると、彼は接待のお酒臭い息で、乳首を吸い上げるように口に含み、中で転がしながら舌を絡める。

それだけで感じてしまうのに、全身を激しい痙攣が襲った。
体の向きを変えた社長に、ゆり子の一番感じる部分を口に含まれ吸われているの。

『ああっつ!・・・そんなぁ、ああっぁ・・・・』
女のように悶える自分の恥ずかしさが刺激を増幅させる。
体中が自分の意思とは別に痙攣し波打ち喘いでいる。
『いきそうっ、いっちゃうからだめぇっ・・・おねがい・・・。』

めくるめく刺激の中で体中から股間へ集まる欲望が、社長の口に含まれている器官を通して噴出しそうになるのを、ゆり子はもう我慢できなくなっている。

『ああっ、だめだめぇ、もういってしまいそう、ゆるしてっ・・・』
「だめ。もう少しだけ我慢なさい。」
社長が位置を変え、背後にまわった。
『ああっ、だめだめぇ、そこは汚いからいや、ゆるしてっ・・・』
「全然汚くないよ、ゆり子。きっとここも綺麗にしてるんだろ」

ゆり子は奥深くまで受け入れられるように力を抜いていた。
まるで内臓の中まで達しているような感覚がアヌスの中を進んでくる。
立膝で仰向けになっているゆり子は、脚を広げ、体中をピクつかせている。

『おおっ!いくぞっ、いくぞぅ、おお、おっ!』
社長も快感の声を上げながら、ゆり子のアヌスの奥で波打つたびに、ペニスから濃いどろっとした液体がぶしゅっと噴出する。
放出された白く濁った体液は、アヌスの入り口を伝い太腿の付け根から流れ落ち股間の間を流れ落ちて、ゆり子の腰の下に敷かれたバスタオルを濡らしていた。

女として男性にされるその行為は、ゆり子にとっては無上の悦びであり、少し苦痛を伴うことすらも、二人の愛の絆の証なのでした。

15歳年上の、がっしりした体格の社長、仕事のできる人への憧れはいつしか、肉体の悦びを与えられるうちに恋に変わり、私はこの人の女でいたいと願うのです。

男でありながら女装して愛される、こんな秘密の関係が世間から許されるのでしょうか。

そう想いながらも、一方ではこの人に愛されたい、誰にも渡したくない。ゆり子にとっては一生をかけた恋なのです。

そんな運命の出会いというか、ゆり子とあの人との関係が始まったのは、ゆり子が就職して女性用衣類の商品管理担当になり、いつしか女装に関心を持つようになって、あの人から女装することを求められるという偶然に支配されていたとも言えるのです。

それは今から6年前のことでした・・・



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新車を購入しました

お雛様


明日はひな祭り、楽しみにしていた日が来ます

それは新車の納車日だからです

今度は少し大きな車にしました


後ろの座席を倒し収納すると、大人二人が

フラットな部分で、いつでもどこでも、・・・楽しめるのです。

そして、明日は、名古屋までドライブ、徳川美術館に行きます

徳川家のお雛様の展示を楽しむのです。

名古屋城、そのあとは犬山城方面でお泊まりです。

途中でお止まり、車内で・・・なんて期待しています。



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車内であなたと

どこかで車を止めて

昨日は”真っ白”で、今日は”黒”です。

まだまだ寒い大阪の街

車のガラスも、停車中に吐く息で曇ってしまうことも
エンジンをかけると、視界がすっきりします。

時には、曇ったままのほうがいいこともありますね?

二人の吐く息で、窓ガラスが曇り、せつない声と

喜びの声が車内から洩れてくる・・・そんな時はガラスが曇って欲しい


1218aa

車外に出ると、寒い北風が吹くたびに、髪が乱れてしまいます。

今日は大阪市内で、ショッピングです。
あなたと、どこかで、すれ違うかもしれません。


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脱がされるために身につける下着で

バレンタインデー
「14日の夜はどうしても会えないから、美智子に会いたい」
13日に、チョコを持ってお泊りしました。
お互い忙しかったこともあり、約2週間ぶりのデートでした。

美智子という仮の名前で出会ったNさん。
彼の前では、”美智子”   彼が昔、恋した女性と同じ名前。

ドレス姿W1Nさんは、美智子の写真を撮るはずだったのに、彼の目の前で私が胸もとが大きく開いたドレス姿でいると、彼はもう待ちきれないかのように、数回シャッターをきった.

ドレスの下は、ノーブラ、胸もとをもっと開くように言われて、豊胸した乳房が見えるようにすると、興奮していたのかキスをされて、ベッドに優しく押し倒されました。

彼に「抱きたかった」と耳元で囁かれただけで、もう私は全身が性感帯になっていました。

彼に抱きついて「私も…」というと、息もできないほど激しくキスをされました。彼の手がドレスの上から胸を揉んできました。乳房をあらわにドレスもずらされて、胸が露出して彼の唇が私の乳首を含んだ時には思わず「んっ…」と声が漏れてしまいました。

彼は私の反応を見ながら、舌先が触れるか触れないかくらいの所で優しく舐めてくるので、思わずもっとしてというように彼の口元へ胸を持っていくと思いっきりむしゃぶりつかれて思わず大声で喘いでしまいました。

 彼の舌が脇腹からだんだん背中の方へ向かってきて、私の体を反転させて背中を舐め始めました。実は私は背中がすごく感じるんです。もう我慢できなくて「あぁ…んっ」と声が出てしまいました。
 

彼の手が下着の上からアソコを擦ってきました。彼に身につけてほしいと言われた下着。いつものように、きっとすぐに脱がされるけど、でも私のアソコ(亀頭)は我慢汁で、ショーツは濡れていました。

「美智子の下着はこんなになってたんだ。エッチだね」
「わかっているくせに」

そんなやり取りをしている間も、彼の指が私のクリを触ってきました。一番、私が女らしくなれない場所、それを彼に刺激されて恥ずかしいけど余計に濡れちゃいました。

「もうべとべと、こんなに感じて、エッチな美智子だね」
「あっ…もうダメぇ…いっちゃうよぉ」

恥ずかしいけどものすごく感じてしまっている。それなのに彼がさらに指の動きを早めてきた。
「だめよ、感じすぎるの、いっちゃう」
「いって…美智子のいくところが見たい、ほら」
「ああ~、いくわ、もうダメぇ…いっちゃう」

そのまま彼の指で、美智子はイかされてしまいました。 そのまま彼に脚を広げさせられて、精液をほとばしらせたばかりのペニクリを吸われてしまいました。射精した直後だったので、まだ美津子は敏感に感じ続けておかしくなりそうでした。

「ああっ、だめぇ~、またいっちゃう」というと、彼が私の脚を持って私の身体を半分に折るような格好にさせられて、クリちゃんを口に含まれて彼の頭が微妙に上下しながら舐められちゃいました。
 彼に与えられる刺激に、我慢できなくなって「お願い…もう…」と言うと、すばやくローションを塗り、彼が一気に入ってきました。彼自身も十分な硬さがあって、彼が腰を動かすたびにぐちゅぐちゅと音がするうちに、ペニクリとは違う、男を咥えている部分から感じて来ました。

彼に深々と貫かれて、浅く深くいろんなリズムで攻められてもう大声で喘いでいました。そのうち彼が仰向けになってそのまま彼の上に乗る格好になりました。実は私はそれまで上になるのは苦手だったんです。どう動いていいか分からないし、体重を乗せ過ぎてもいけないし、あまり気持ちいいと思えなくて。

 でもその日は違ったんです。彼の指示に合わせて腰を動かしてみると、なんだか今まで感じたことがないような快感に襲われてしまって…彼も私が締め付けるせいなのかいつもより感じてるみたいで「うぁ~気持ちいいよ」と眉をしかめています。

それを見て私も興奮してしまって思いっきり腰を動かしました。そしたら身体中に鳥肌が立つほど気持ちよくて…最初は彼を気持ちよくするために動いてたんですけど、途中からもう何が何だか分からなくて…。

腰を動かしながら、でも彼にしがみつくと、彼が私を抱きしめて下から突き上げてくるのです。
「あぁ…だめぇっ…すごいよぉ…」
「いいから、このままで」
「もう、おかしくなりそう」
「このまま、フィニッシュしよう」
「いつもの、姿勢で、オネガイ」

彼の上からおりると、今度は正常位で彼が優しく突いてきました。突きながらクリを触られて私はまた感じてしまって必死に彼にしがみついてました。彼がまた私の脚を大きく広げさせて、私の中心をガンガン突くたびに、女の悦びに浸っていました。

「あっ…もうダメぇ…いっちゃうよぉ」
「いけばいい、いっちゃえ、美智子」

ローションだけでなく、美智子の我慢汁もあわせてヌルヌル、彼の私への刺激はさらに速まり、快美感は腰から背中を通り抜け、脳に達している。絶頂感が今にも訪れようとしていた。
「ああっ、だめっ」
「いいのかい?・・・ほら、とどめだっ」
「ああっ、もう、もうだめっ、イクワ」

もうすっごく気持ちよくなってしまい、正上位のまま、彼のクリちゃんへの刺激に昇りつめてしまい、彼がイク前に、イっちゃいました。「逝ったか・・・」と言うと、彼の腰が激しく動き、彼も私の奥深くに精液を噴き出させて満足してくれたようです。

二人がつながったまま、挿入され貫かれたままイクのがあんなに気持ちいいなんて…しばらく何も考えられないくらいでした。

Hが終わった後、彼に「これからも、愛してね」と言いながら、チョコを彼にプレゼントしました。満足してくれたようです
午前0時を回り、2月14日を迎えていました。

とにかく美しく装い、女になって、男性から愛される、
この禁断の悦びは、これからも・・・私を女装させつづける


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スリップ姿で

寒い季節は女装するのも、控えめになってしまいます。
以前の会社に勤めていたころの懐かしい想い出を少しお話します。


《2月のはじめに》

「けっこう可愛かったよ、僕のタイプなんだ」
ふとしたことから、女装をしていることを知られてしまった。

私は梨絵、仕事で旅行中、シングルルームを予約して下着からウイッグまですべてを身にまとい、メイクも済ませてそっとホテルの廊下に出た。
誰もいない廊下からエレベーターに乗り駐車場へ、フロントを通らずに、そこから外に出られるのを確かめておいた。

出張の夜、繁華街のネオンに誘われて、私は名古屋で、梨絵という一人の女性になって女装外出を楽しんだ。栄という繁華街からホテルにもどり、静かなホテルの中をハイヒールで歩いていた。

ドアを開けて、そっと中に入るとさっきまでの緊張がとけた。冷たいものが欲しかった、冷蔵庫には氷がない。喉が渇いていたのに、恥ずかしいことに、白いショーツのクロッチ部分は我慢汁でそこだけはぐっしょりと濡れていたショーツをはきかえるかどうか、迷ったけどスリップ姿でそのまま部屋を出た。


梨絵
同じフロアーの10メートル先に氷のサーバーがあって、スリップ姿で氷を取りに行った。
誰も来ないだろうと思っていたのに、カチャ・・近くの部屋のドアが開いた。

「えっ、まさか同じホテルに上田さん?」
彼も氷を取りに来たらしく、梨絵のすぐ後ろに迫ってきた。


少し酔っているのか、後ろから上田さんが声をかけてくる。
「ゆっくりでいいですよ、僕は暇ですから」

「どうしよう、困った」そう思いながら、氷を容器に入れた。

「お先に・・」そう言うのがやっとだった。
急ぎ足で彼から離れて部屋にもどった。
キーを入れたがドアが開かない、困った。

「そこは、僕の部屋ですよ」、後ろから上田さんの声。
どきどきしながら、あわてて反対側のドアにキーを入れて部屋に入った。

次の日の朝、早くにチェックアウトをするために、フロントで清算をしようとした。その時、部屋の中のスリッパのままであることに気づいた。あわてて10階の部屋に靴をとりにもどったら、向かいの部屋から上田さんが出てくるところだった。

同じエレベーターの中で、僕は黙っていた。
「もう君は、朝食を済ませたのか?」上田さんが聞いてきた。
「・・・」
黙っていると、「昨日の夜は君だよね、けっこう可愛かったよ、僕のタイプなんだ」

それから、チェックアウトの時間をずらして、宿泊中のホテルの部屋の中で上田さんに女装してみせることになった。多少の迷いと不安もあったのだが、今となっては、すでに僕の心の中の「女になりたい」という衝動は抑えきれなくなっていた。

ニューハーフや女装子に興味のあった上田さん、男性との出会いに期待していた私。昨夜、スリップ姿でいるところを彼に気づかれたことが、結果として二人にとっては、よかったのかもしれない。

2月初め、遠く離れた場所で、誰にも知られないホテルの密室の中で、私は女になろうとしていた。



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夕方のお買い物

週末のお買いもの

何にも予定がないお休み

朝のうちに、お洗濯やお掃除、ゴミ出し

そういったことがすべて終わると、のんびりします。

日差しが暖かく、お日様に照らされると寒さを忘れます。


夕方になってメイクをして、外出の支度をすると5時です。

今日は、どこのお店に行くか、少し離れたお店にしました。

ゆっくり歩いていると、速足で横をすり抜けていく人、

犬と散歩をしている人、スマホの画面を見ながら歩いていく人

みんなそれぞれに、自分の時間を過ごしている。

今日のお買い物は、食料品と、それと・・・あるもの

お付き合いの中で大切なのは、セーフティー

実はコンドームを買わなければ、残りが少ないのです。

コンドームを買うときのは、あるドラッグストアに決めています。

種類がとっても豊富なんです、その時は必ず女装して行きます。

209

今日は、濃いピンクのワンピースと真っ白なハーフコート

ドラッグストアには、数人のお客がいて、店員は男性が3人

コンドームと入浴剤を差し出すと、コンドームは紙袋に入れてくれます。

名前の書かれたポイントカードを出して、そして、支払いをします。

ドラッグストアを出て、日差しが少し傾いてきました。

コンドームは、薄いの、丈夫なもの、ホットな形状、いぼいぼのあるもの

4種類も購入、でも、2か月ぐらいで使い切ることもあります。

病気になるよりも、セーフティーなおつきあい

女装子のたしなみです。


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幻のポートレート《追憶、尚美の真実》

この作品は、過去に別のペンネームで書き上げたものをリメイクしたものです。
はじめからお読みください。
   第一章へどうぞ

【あらすじ】
若手の画家が、一人の少年と出会う、少年の希望で彼が女装してモデルになった絵を描き、それが美術展で入選する。そしてお祝いの酒に酔い、女装した少年と結ばれてしまう。しかし少年は逢うたびごとに女性として成長する。その少年が秘めていた謎がわかるときがくる、10年という時間の流れを経て二人の約束が果たされた時、せつない恋が終わる。


第3章 奇跡の入選

夏休みを家族とカナダで過ごしている『尚文君』とは会えなかった。しかし私のアトリエには、美しい尚美の肖像画が出来上がっていた。
優しいまなざし、愛らしい口もと、ローズピンクのドレスのふくよかな胸元、黒い瞳がほほえむように私を見つめていた。
東京の美術展に出す作品は、「尚美のポートレート」に決めた。


 9月に来た尚美はさらに美しくなっていた。まるで高校生の男の子が女装しているとは思えなかった。また彼女も、私の前では微塵も男としての振る舞いはなかった。夕方は私のモデルとして、微笑んでいた。彼女の年は確か18歳だったはずだが、22歳ぐらいに見えた。
 そして夜は私の恋人として、尚美は私の腕の中で身を任せていた。東京から月に一度しかこれないことが、余計に二人を熱く萌えさせるのだった。彼女をモデルとした作品を私は描きつづけた、そして私には奇跡のようなことが起こった。

 東京の美術展に出した「尚美のポートレート」が入選したのだ。1年の間に2度も大きな賞を取れるなんて、私には奇跡としか思えなかった。

 銀座の画廊や横浜、京都の画商からも私の絵を扱いたいと申し出があり、松本の街に戻れぬ生活が続いた。気がつけば、新年を迎えていた。1月の末で狭い松本のマンションから引越すことになって、夕方の日差しの中で一人で片付けをしていた。

「こんにちは、隆一さん。やっと会えたわ。」
「尚美ちゃん、ごめんね。なんかいろいろあって留守ばかりしてたんだ」
「ううん、偉い画家先生になったんだなって、テレビに出ている隆一さんを見てたのよ」
「今夜もゆっくりして行けるんだろう」
「それが、きっと今夜は父が、私を迎えに来るの。だから、暗くなるまでここに居させて」
「そうか残念だな、じゃあ描きかけの絵を仕上げようか」
「ここに座っていたらいいの」
「そう、そこでじっとしてね」

 尚美の絵を仕上げようと彼女を見つめていると、いつもと違いどこかさびしそうな不安そうな感じだった。絵を描き上げて、二人で批評しあった。彼女には話さなかったが、今の尚美は前にも増して大人の女性としての美しさがあった。それは決して18歳の高校生ではなく25歳ぐらいの女性としての優雅さがあった。


「もうそろそろ、家に帰るわ。実は来週はじめに卒業記念の耐寒登山があるの。それに参加するのがイヤで、隆一さんに会いに来たの」
「そんなにイヤなら参加するのをやめればいいのに、君のお父さんは参加しろと言っているのか」
「ええそうなの、男がそれぐらいのことができなくて、家の会社の後が継げるかって」
「君は社長になる定めなんだね」
「私は父の再婚した新しいお母さんの子どもに継いでもらいたいの」
「それなら君の考えをお父さんに僕が伝えようか」
「ありがとう、でもやっぱり自分で話してみる」
「そうか、またいつでも困ったら逃げて来るんだよ」
「ありがとう、さよなら。私のこと忘れないでね」
「尚美ちゃん、誰が忘れるもんか」


 尚美が帰って行った後、さびしさ、孤独感が強くなってきた。なぜか、彼女を帰すんじゃなかったと後悔していた。


第4章  尚美の真実 

 次の日、雑誌記者が訪ねて来た。『尚美のポートレート』のモデルは一体誰なのかと言うことだった。私は前にも話したように、東京の京王学院大学付属の高校3年生だと伝えた。
しかし雑誌記者はそんな生徒はいなかったと言うのだ。仁科と言う男子生徒が女装していたのだと説明したが、記者は携帯電話で何かを確かめた後、
「いい加減なことを言って、モデルを隠さなくても良いじゃありませんか」というばかりであった。

 尚美の通っていた高校で事情を話して、仁科尚文と言う生徒を捜していると伝えた。すると応対していた教頭が驚いたような顔で話し始めた。
「仁科君は確かにうちの生徒でした。でもそれは10年前のことです。さらに悲しいことに耐寒登山に参加して、なだれにあって遭難されたのです」

「どんな生徒さんだったんですか。他所では何も言いません、約束します」
「実は私が教頭になる前に、担任していたのです。お母さんが亡くなり、お父さんと後妻さんと暮らしていましたが、時々松本のお母さんのお墓参りに行かれていたようです。おとなしい、優しい子でしたが、クラスの中では目立たないほうでしたね」

「他には、何か事情でもあったのでしょうか、お父さんとの間で」
「ただ、お話してよいか・・・。実は、尚文君がお母さんの服を着て女装することがあり、お父さんは何度かやめさせようと努力されたようです。耐寒登山も男の子らしくさせたいと本人を説得して参加させたのです。それがあんなことになって、遭難にあったのは皆からほんの少し離れたところでした。ちょうど明日で10年です」

尚美に会えるかもしれない、そう感じた私は車を走らせた。その山は一度行ったことがある、地元で消防団をしている民宿のおやじになんとか十年前の遭難場所に案内してくれと頼んだ。おやじはスノーモービルで山に連れて行ってくれると快く引き受けてくれた。

翌朝は、青空が澄みわたるような快晴でした。

「すみません、今日は面倒をお掛けします。よろしく」
「お客さんは、ご親戚の人かね。あの時も朝は晴れてたんだ」
「それでどうしてなだれが起きたんですか」
「あの日、急に雷がなったんだ、その振動で表面の雪が崩れたんだね」

 民宿のおやじがスノーモービルで20分ほど走ったところだった。私は礼を言って、帰りはゆっくり一人で降りるからと別れた。抜けるような青空だった、ゆっくりゆっくりとおやじが指差した現場に歩いて行った。

 しばらくすると急に風がふきはじめた、空の一点が黒くなり雪雲がせまってきた。雪が舞い上がり顔にかかった。

 ふと前を見ると、ローズピンクのドレスを着た尚美が見えた。まるで来ないでと言うように手を振っている。そのときすぐ近くで雷鳴がした。ゴーゴーというような鈍い音がした、地面に倒れた尚美に近寄り抱き寄せた、尚美の手は暖かかった。その瞬間二人は真っ白い雪にのみ込まれてしまった。

「尚美、会いたかったよ。でもよかった、君を迎えに来たんだ」
「隆一さん、もう私は帰れないのよ。あなただけでも幸せになって」
「何を言ってるんだ、二人で頑張るんだ」
「あなた、私は今のままでも幸せよ。あなたに会えて本当に良かった」
「尚美,愛してるよ」

 持ち上げることができないほどの雪に覆われてしまった。少しだけ身体を動かす余裕があった。まだ私達は寒くはなかった、何とか尚美の身体の下に僕のコートを置き、彼女を抱きしめた。私達はお互いに抱擁し、少しは暖かくなった。お互いの身体を寄せ合って、そして私は尚美にくちづけをした。

「尚美のために、ごめんなさい」
「尚美、君に会いたかったんだ」
「隆一さん、今こんなに近くであなたを感じているわ。」
「尚美、素敵だ、とっても暖かいよ。」

昨夜はよく眠れなかったせいか、眠気が襲ってきた、少し熱い。

「隆一さん、寝ちゃダメよ、あなただけでも助かってほしいの」
「なんかとっても眠い、なおみ」
「隆一さん、寝ないでね、あなた」

彼女の声が遠くなりかけ、気を失ってしまった。


サイレンの音を聞いたような気がした。
「坂崎さん、気がつかれましたか」

目がさめたら病院のベッドの上だった。
「どこか痛むところはありませんか」
「ああ、いいえ別に」
僕の腕は白衣の看護師に握られていた。
「あのー、僕のほかに、もう一人も無事でしたか?」
「いいえ、遭難されたのはあなた一人だったのですよ」

 看護師の話しでは、雷の音がしたので民宿のおやじが心配して、また山に上がってみたら雪崩れが起きていた。それですぐに救助されたので命が助かったのだろう。
 でも自然にできた洞穴のような部分にはまりこんだので呼吸もできたしそれが幸運だったのだろうと言われた。雪崩れによる遭難者の多くは窒息によるものが多いという話だった。
 
私が頭を掻くと、一本の繊維が落ちてきた。ローズピンクのきれいな色だった。


第5章 追憶

 病院から電話をかけようとした、いつもは携帯電話で済ませていたのだが、電池切れの状態だった。
売店の近くにある公衆電話の前で、財布の中から1枚のテレホンカードを取り出した。松本城の写真が印刷されたものだった。

 電話をかけ終わったとき、坂崎隆一はテレホンカードを不思議なものでも見るように、10年前のことを思い出していた。

 10年前の隆一は受験生だった。2月のはじめ、信州大学教育学部に願書を提出するために松本駅前からバスに乗った。願書受付の最終日まで迷ったが、絵を描きたい隆一は芸術教育コースに応募することにした。

 最終日に願書を提出する者も結構いるのか、バスは混んでいた。信州大学前に着いたが、まだあわてることもないと、一番後部の座席からゆっくりと、バスを降りる乗客の列に並んだ。

 ほとんどが隆一と同じ受験生だろう、もうあと一人というところで前にいた乗客がバスの運転手に1万円札を出して、両替はできないと言われていた。

「お客さん、1万円は両替できないんですよ」
「でも、財布の中には小銭があまりないんです」
「困ったなあ、後日営業所にでも持って来てもらえますか」

二人の会話を聞いていた隆一が声をかけた。
「ねえ君、いくら足りないの?」
「40円なんです」
「それなら僕が出しとくから、早くバスを降りよう」

バスを降りて大学の構内に入った。
「さっきはありがとう」
「気にしなくてもいいよ」
「あわててバスに乗ったから両替するのを忘れてしまったんです」
「そんな時もあるよね」
「あの、これでよかったら使ってください」

彼の差し出したのは、まだ40度数残っているテレホンカードだった。
「僕のほうが得をしちゃうけど、いいのかな」
「どこかで両替をして、お返ししたほうがいいですか」
「これって、松本城の写真だね。僕はこのカードがいい」

教育学部の前で、坂崎隆一は再び彼に出会った。
「あれ、君も教育学部を受験するんだね」
「母がこの学校の卒業生なんです、それで僕もここに決めました」
「受験するコースはどこにしたの?」
「前期日程は、芸術教育です」
「ええっ、それじゃあ僕も芸術教育だから、同じだね」

 帰りのバスまでに時間があったので、一緒に学生食堂でコーヒーを飲んだ。温かいストーブの近くに並んで座った。自然と入試の話になったが、隆一は合格する自信はなかった。

「競争率が3倍ぐらいだから、二人とも合格するといいね」
「もし、僕が合格したら最初に君の絵を描いてあげる」
「僕がモデルになって?」
「どうせうまく描けないけど、それでもいいかい」
隆一のことばで、にっこりする彼が何度もうなずきながら微笑んでいた。

 コーヒーを飲み終わると、入試の日にまた会おうと声を交わした。お互いに名乗ることもなく、バスに乗り松本駅で降りた。駅前の公衆電話から松本城のテレホンカードで、高校の担任に願書を提出したので直接、家に帰ると伝えた。

僕が出会ったのは10年前の尚美に間違いない。入試の当日、彼は来なかった。
でも、今、僕は約束どおり尚美をモデルにして絵を描くことができた。

「尚美!僕はこの時代に戻れなくてもよかったんだよ。雪の中で君と永い眠りにつきたかった」 
 
             《終わり》 

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阪倉 ゆり

女装子 阪倉 ゆり
一度女装をやめていました。でもある日、過去の女装した写真を見て、女になる悦びを思い出し、ふたたび女性用の衣類を身に着けたのです。

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